多摩区まちなかクローズアップ ~わたしたちが見た中野島~
1 概要
今、町内会・自治会では役員をはじめ会員の高齢化が進み、若い人の加入や活動が少ない状況だと聞きました。未加入の住民に加入のメリットが伝わっていないことから、加入率の減少につながっているとも聞きました。
そこで、町内会・自治会の活動や地元ならではの興味深い情報を収集し、ホームページを用いて情報発信をし、若者を始めとした地域の方々に改めて自分たちの住んでいる地域の良さに気付いてもらうことを目的に、わたしたちは活動することになりました。
それが地域への興味関心を高め、地域コミュニティの活性化の促進に少しでもつながってくれたとと期待しています。
2 活動内容:中野島音楽祭
今回わたしたちは、「中野島地区」に注目して活動しています。なぜ中野島なのかというと、平成21年度に大矢根ゼミナールの先輩方が、中野島町会防災マップづくりをした関係で、大矢根先生と中野島町会につながりがあったからです。
まずは、中野島の良さを伝えるものとして、「中野島音楽祭」を取り上げることにしました。ただ音楽祭の話を聞くのではなくて、私たちも学生ボランティアとして参加して、お祭りに参加している方に取材をしました。実際に参加してみて知ったこと、感じたことを学生目線で発信していきます。
このページの頭にあるyoutube映像がその作品です。
7月21日(土)に中野島音楽祭が行われました。その時参加しながら取材をしたものを4分程度にまとめたものです。私たちが観たこと、感激したことなどが、映像の中で少しでも伝わって、来年参加してみようとか、こんなムービーなら、私でもつくれるので地元のお祭りを取材したいなどのキッカケにつながってくれればと期待しています。
3 活動内容:防災の取組を取材しました
中野島には、防災の取り組みの一つとして、地域によってつくられる「防災マップ」というものがあることを知りました。これは区役所が作っているものではなく、中野島に住む人たちが自分たちでまちを歩き、そのなかで危険なものや資源となるものを確認し、マップに書き込んでいくものです。
このマップをきっかけとして、中野島の防災の取り組みについて中野島防災委員長の方に取材しました。そして私たちもみなさんと同じようにまちを歩いて感じたことや、お話を聞いて感じたことを伝えていきます。
こうした防災の取り組みを通して、地域の絆がさらに強くなるのではないかと思っています。
4 取材を終えて〜ジモカツの感想
私は大学で地域コミュニティの大切さについて勉強してきましたが、実際に地域の人と関わったり、地域活動に積極的に参加していたわけではありませんでした。その理由としてはやはり、「学生が入っていける雰囲気ではなさそう…」や「どんな活動をしているのか分からない」といったものでした。しかしこの活動を通して、中野島地域の方々は本当に温かい人たちが多く、学生もどんどん参加していってほしいという想いを感じ取れました。この温かさも実際に地域の人たちと関わらなければ感じられなかったものであったので本当にこの活動をやってきてよかったと思います。そして、約10カ月間ジモカツをしてきましたが本当に楽しかったです!ジモカツの楽しさをこのホームページをきっかけにもっと多くの方に知ってもらえたら嬉しいです。(吉原絵美)
初めは自治会とはなにか、地域活動とはどういうものなのか、難しく考えてしまっていました。しかし、今回の活動を通して、地域活動というのは、もっと単純なものであると思いました。地域に対する愛をなんらかの形で表現すればどんなものでもその地域の力になると思います。この、地域の力こそが地域コミュニティであること気づきました。今回中野島で出会った人たちからみなさんの中野島に対する愛を感じることができました。自分たちが少しでも多くのみなさんに、中野島の魅力をもう一度伝えられていたらうれしいです。中野島のみなさん温かく接してくださってありがとうございました。(浜岡百合子)