町全体が家族!防災から考える町 宿河原
〜知れば2倍自分の町が好きになる〜
私たち大矢根ゼミナールは、実際に防災訓練や清掃活動、お祭りに参加し、若者の立場から町内会のよさを実感しています。
専攻している災害社会学の視点から、防災活動や地域コミュニティの大切さについて、伝えていきたいと思います!
三竹会長インタビュー
私たちは、宿河原地区の取組みを取材することとしました。そこで、宿河原地区で一番大きな町内会である宿河原町会の三竹会長に、宿河原地区でのまちづくりの取組みについてお話をうかがいました。
三竹会長がまちづくりにおいて目指しているのは『安心して暮らせるまち』。一番力を入れていることが「防災」とのことでした。
地震などの災害が起きても「必ず生きられるまち」を目標に、近隣の町内会・自治会や地域の団体と連携しながら、安心して暮らせるまちづくりに取り組んでいらっしゃいます。
「現代の防災技術では一次災害(地震、洪水などの自然災害)を完全に防ぐことはできない。二次災害を食い止めるためにどんな行動をすれば命を守ることができるのか、それを考えていくことが大切なんです。」とおっしゃっていたことが印象的でした。
宿河原地区の防災の取り組み
非常時にどう対応できるか、いつ起きるかわからない災害に対して普段から知識をつけ、体験していくことが、いざという時に活きてきます!
避難所運営会議2013年9月7日に稲田中学校で、10月5日に稲田小学校で行われた避難所運営会議に参加してきました。 |
DIG
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合同防災訓練2013年11月10日に稲田中学校で行われた合同防災訓練に参加してきました。 |
日頃からのつながりこそを防災に
お祭りや清掃活動、普段の活動やイベントにこそ地域防災の原点があるのかもしれません。
水辺の愛護活動
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例大祭
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まとめ
宿河原の取り組みについてまとめてみました。「防災に力を入れる」=「防災活動を行う」
だけだと思っていませんか?防災活動を行っても、そもそも住民の方が地域行事に無関心では意味がありません。そのため、宿河原では、「地域の人との関わりを大切にする行事」も積極的に行っているのです。
地域の人を知る、組織を知る⇒地域に愛着を持ってもらう⇒地域の行事に積極的に参加する⇒災害時に顔を知っている同士で助け合うという流れが地域防災には必要です。防災以外の活動も積極的に行ってこその「防災に強いまちづくり」実現が可能になります。
感想
本間智裕今回、宿河原の活動に参加させて頂いて、町内会を難しく考えすぎていたことに気づきました。町に住む人が町や自分たちのために何かをする。それが単純にお祭りであったり清掃活動であったり、防災訓練につながっているのだと感じました。防災訓練などはたしかに「やらなければいけない事」ですが、三竹会長は「これらの活動によって10のうち1つでも、また、10人のうち1人でも多くのことや人を知ってくれれば良い」とおっしゃられていました。そこには会長の町を想う気持ちを感じました。このような貴重な経験をさせてもらいとても感謝しています!このホームページが誰かの身近な地域活動へのきっかけになってくれたらうれしいです! |
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高野陽子宿河原の活動は災害を学ぶ立場からも勉強になることが多くありました。人々の生活を支える「まち」について考えることも多くなりました。宿河原の取り組みについて、これからも学生の視点からアプローチをしていこうと思います。 |